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開田裕治画集ガンダム編のこと [模型誌]

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 ずっと前から予約していたのにやっと届いたぜ。

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帯を取ってもう一枚。

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  久しぶりのボックスアート本です。ボックスアートが好きでそのジオラマ化にも挑戦したことのあるしょういちろうがお送りします。今回は先日発売されましたガンプラ初期の頃より、数々の箱絵を彩った巨匠開田裕治先生の作品が1冊にまとまったものです。

 開田裕治、といえば、ウルトラマンゴジラなどの特撮系のイラストでも第1人者の方で、怪獣絵師という称号(?)までお持ちですからそちら方面でご存知の方も多いのではないでしょうか。

 今回のこの本はそういったものとは区別する気持ちもあるのでしょうか、氏の数々の作品の中からガンダム関係に絞ってまとめられていることもあり、タイトルにもガンダム編とつけられています。

 表紙はそれらの中から氏自ら厳選したものを集合としてレイアウトしたもの。私なんかはもうこれだけで当時の思い出とともに大満足なのであります。

 でもって中身はというと、ガンプラデビューとなった所謂旧キット1/100アッガイから0080ポケットの中の戦争、ガンダムF91、Gガンダム、Vガンダム、MGシリーズ、SDガンダムの様々なシリーズ、そして当時あったコトブキヤのシリーズや模型情報の表紙用といったレアイラストなどふんだんに100以上の作品が美しく収録されています。

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  初期のガンプラブームから今日までガンプラ好きなんて方(私だ)の人は特に感じると思うのですが、ガンプラ作品やシリーズ毎に、パッケージにテイストがあります。それはデザインのフォーマットと共に絵柄そのものであったり。そのパターンバリエーションを見ていく楽しみに合わせた一方、35年分のイラストフォーマットの変遷も見てきたような気がします。私はそういった方面が全く疎いのですが、要は手描きからCGに絵が変わったことですな。ガンプラでいうとやはしMGシリーズから本格的にCGイラストにシフトしていったような気がします。

 開田先生もその流れにいち早く対応され、MGシリーズでも様々な作品を手がけられました。それってきっと超大変だったんだろうなぁ。この辺は収録されているインタビューにも書かれております。

 個人的なのですが、ガンプラに限らず模型のボックスアートって色んなコンセプトがあるのだと思います。今回ガンダムとして、大前提にはアニメ作品であり実物が存在しないという点があるのですが、その範囲内で、
① その単体のイメージをイラスト化したもの。たとえるなら写真屋さんでポートレートを撮るような感じのもの。これは初期のシリーズに多いのではないかと。ガンプラではないですがザブングルシリーズの1/100とかも。
② その単体のイメージをパッケージデザインも加えて「箱」とするもの。ZガンダムとかHGUCとかビルドファイターとか。これらはイラストそのものに加えて、モビルスーツ名のフォントとか、下地に置かれた色とかキット写真と合わせたりとかで箱絵トータルでアピールしてくるもの。
③ もしそのモビルスーツが本当にいて、どうやって活躍しているかを想起させるもの。これなんかの秀逸なものの筆頭がMSVシリーズですな。これまたガンプラではないですが、1/144ザブングルシリーズなんかいいねぇ。
④ なんか強引ですが、上記①~③をひっくるめて最大公約数の「1枚の絵」としたもの。初期のHGガンダムシリーズとか、F91シリーズとかVガン。これまたガンプラではありませんが、ダンバインシリーズなんでロボットキットだけでなくて「オーラバトラーの世界」ですものね。

といった感じ。これらを纏め上げて目的である「買ってもらえる商品」のパッケージとする、という現実的な役割を果たしているような気がしております。勢いで書いているのであくまで個人のイメージです。絵心とデザインセンスがない奴が書いているので突っ込みは勘弁してくださいませ。

 でですね、その③の中にも違いがあるような気がして、単純にそれを戦場カメラマンの目線なんて表現されますが、なんて言いますがこれにも2種類あるような気がして。
 はい宇宙です、戦ってます。モビルスーツがいます。で、戦場カメラマンが、
「はいっ、ではこれからボックスアート用の写真撮ります!ちょっとポーズ決めてこっち向いて下さい!いいですね!はい撮ります!」みたいな感じのもの。初期のMGシリーズにはこういうのが多いような気がします。

 そして厄介なのが(つまりたまんねーのが)戦いの一瞬とか、その場の佇まいを切り取ったもの。こう書くとやはり連想するのが初期のMSVシリーズのような気がしますが、私にとってはこれの最高峰として0080シリーズなのであります。もうね、最高。

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 ここにはあげませんが、1/144リックドムⅡとか同じくハイゴッグとか、もったいなくてここではお見せできません。もう買って見てみてよ、としか言いようがなく、それが1冊にまとまったことでもうお祭りなのであります。

 といったようなイラストそのものだけでなく、ボックスアートの役割、コンセプト含めての視点から見ると開田裕治というイラストレーターがありもしない空想産物に命を吹き込んだ様が堪能できる1冊ではないかと思うのであります。

 まぁつまりは大ファンだってことです。実はだって昔から持ってるもん。

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 いけね。ハイゴッグみせちまった。
 こちらは1990年頃発売されていたメガニクスという画集で、こちらにはガンプラだけでなくパトレイバーやダンバイン、特撮怪獣など幅広く編集されているものです。今でも入手できるのかな…


 で見て頂きたいのが、同じ06ザクFZのイラストを抽出しました。2種類見ていただいて絵の外側の下地が白が黒かだけで印象違うと思います。プラモデルのボックスアートってそういう意味でもトータル的な見方で楽しめるのではないかと思うわけです。


  とまぁ思い入れも含めてベタ褒めしておりますが、あえて二つ。
 ひとつは、傑作イラストとされる今や絶版となった1/144HGガンダムも収録されているのですが、こちらよかれと思って見開きなんですね。でもこれインタビューにもあるのですが、
「漆黒の宇宙の中に浮かんでいる」ことから見る人間に孤独感や恐怖感をも想起させるすばらしい作品なのですが、それを感じさせるのであればあえて見開きではないほうが良かったのではと思ってしまうのです。メガニクスの頃からそう思っていたので。

 で、もうひとつがインタビューの中で、
「描いて納品した後は反響とか全く返ってきませんし、納品するときに担当者にいいですねと言ってもらっておしまいでした」と書いてあるのです。

 バカ言うんじゃねぇ。昔から全国のプラモっ子はあんたの絵にシビれて、そして小遣いはたいてプラモを買ってたんだよ!
 反響を届ける手段が時代も含めてなかったりしただけで反響ありまくりだったんだよ!当時その感謝を伝えられなくてすいません。

 と言いたい。今日ネットという手段を得られているので書けたぞ。

 という訳で素敵な本でございます。これからも末永くすばらしい作品を楽しみにしています。どうもありがとうございました。


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コメント 3

Ulitzen

こんばんは~。

開田さんですか~。詳しくは知りませんが、色々ガンプラの箱絵を描かれてるみたいですね。
私もハイゴッグの旧キットは箱買いしてしまった口です^^;

by Ulitzen (2015-08-02 01:05) 

ぽ村

ポケ戦の箱はドラマを感じますね・・・

ジムコマンド(宇宙用)とリックドムⅡの箱が戦闘ビフォアーアフターで繋がってるようで笑った記憶があります(そして両方購入w)

箱絵を眺めていると模型コーナーで財布と一緒に睨めっこしていた時代を思い出します…


MSVの画集も以前出てましたが、あちらの絵師さんは亡くなったんでしたっけ?
インパクトある構図ばかりだったので残念です(´;ω;`)ウッ…
by ぽ村 (2015-08-03 13:10) 

しょういちろう

>Ulitzenさん
どうもです~。ハイゴッグいいですよね。
ガンプラシリーズの他にもバンダイでは怪獣系、パトレイバーシリーズ、そしてダンバインシリーズを手がけてらっしゃいます。ダンバインシリーズもいいんだこれが。箱絵と中身かなり違ったけどw

>ぽ村さん
niceもありがとうございます!
おおう確かに!ジム駒宇宙用でザクを撃破してたと思ったら、おもいっきしリックドムⅡでエルボー食らってますな!すごいすごい!
MSVの絵師さんは06Rやザクデザートなど、一番有名な方は石橋謙一さんであるかと思います。他にも1/144ザブングルシリーズも多く描かれておりました。おっしゃるとおり今はいらっしゃらないです。ザク06Rやセントビートタイプの背中だけとか、真上から見たガラパゴスタイプなど、アングルとかすごくかっこいい作品が多いです。
by しょういちろう (2015-08-03 14:15) 

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